- 1.指導目標
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当会は受験を学歴や偏差値だけを追い求めた「受験のための受験」とは見なしません。受験というひとつの挑戦を通して社会に出た時に必要とされる主体性・分析力・課題発見能力・課題解決能力・計画力などを身につける「キャリアのための受験」と捉えて指導しています。
講師の指示のもとに生徒が勉強するのではなく、自己分析から学習計画までを生徒が自分で立案し、そこにプロ目線でのアドバイスを加える形を採っています。また、指導する学び方や分析・計画のノウハウも「社会に出てから使えるか?」という視点のもとに工夫を凝らしたものばかりです。
- 2.主体性
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当会は授業内容を「自由」としています。そうすることで生徒は「今日は塾で何を勉強しようか?」と考えることになります。ある時は受験の戦略・計画に基づいて、またある時は直近のテストやその日の心・体のコンディションに合わせて「今の自分に何が最適か?」を考える機会になります。
もちろん戦略・計画に対しての専門的なアドバイスや提案は行います。その際も「こんなやり方、選択肢があるよ」という伝え方をします。生徒がどんな学習を選択しても対応しきる指導幅と学習・受験についての専門性が当会の強みです。
- 3.こだわり
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勉強の大半は自習です。どんな科目も「教わる」だけではできるようになりません。
動画や教材の進化によって「教わる」は誰にでも手に入るものになりました。そんな中で学力アップの鍵を握るのは自習の質です。家で、学校で、自習室で、図書館で、カフェで勉強するその時間こそが本当の「実力」をつくっていくのです。
当会の授業時間80分は「一人で勉強するときに、こんなふうにすればいいのか」がわかる80分です。そして、そうやって身につけた学習スキルは社会に出て、変化の激しい環境に身を置いた時にも必ず助けになってくれるものと考えています。
- 4.わかりやすさ
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映像塾の講義動画を担当されるような講師の方々は圧倒的な授業力を持っています。話の流れに身を任せていれば自然と理解していける、そんな授業です。そのような一斉授業の力は当会にはありません。
その代わり「個別指導としてのわかりやすさ」には自信があります。個別指導のわかりやすさとは、生徒がつまづいている箇所を適確に見極め、その箇所だけをピンポイントで解説すること。そして生徒の力量に合わせて「ここまで伝えれば、あとは自分で考えればできる」というところで解説を止めることです。
講師が主役の解説の時間を徹底的に省き、生徒が主役の「考える時間」「学ぶ時間」を最大化するための技術において、当会は他塾の研修を任せて頂けるほどの技術を強みにしています。
- 5.個別最適化
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個別最適化学習とは、生徒一人ひとりの理解力や個性に応じて最適化させた学習の提供を目的とした、次世代の教育スタイルです。 当会は設立当初より個別最適化にこだわって指導を提供してきました。
個別最適化学習を実現する最も大きなポイントは「分析」です。当会は認知・発達・学習心理学などの知見をもとに生徒のアタマの中を分析する力を強みとしています。生徒の学習状況を精緻に把握できるからこそ、何をどうやって勉強すれば良いかという学習法のアドバイスも適確なものになります。
- 6.学習法
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一般的な塾では、学習についての指示・アドバイスとは「どのテキスト(講義動画)の、どの単元をやれば良い」といった「何を?」についての内容に終始しがちです。当会ではそこから一歩踏み込んで「こんなことを意識しながら勉強して欲しい」「このタイミングでこんなことを考えて欲しい」といった「どうやって?」についてのアドバイスまで行います。
成績が良い人は特別な教材を使って勉強しているわけではありません。多くの人と同じ教材・授業から学んでいます。それでも学力に差がつくのは「どうやって」の部分が異なるからです。当会では成績が良い人のアタマの中を言語化して説明します。
- 7.分析
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多くの塾・予備校では生徒の実力を模試の点数・偏差値といった数値で判断します。数値が低い単元をその生徒の弱点とみなして講座やテキストを提案します。しかし実際は数値が低い単元を学習することが本当に学力アップに繋がるかはわかりません。
(例えば、ある問題に時間を使いすぎて、その問題だけ点数が高くなり他に時間が残らなかった場合など)当会では生徒が問題を解いている様子をプロ講師が直接見ることで、その生徒の本当の実力を判断します。それを生徒とも共有することで「なぜ、この点数になったのか?」「どんな勉強をすれば伸びるのか?」を次第に自分で判断できるようになってきます。
- 8.環境
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当会では大手塾のような年中無休・朝から晩まで利用可能な自習環境はありません。自習可能なのは平日(開講日)の16時~22時。個人塾のため、利便性についてはどうしても大手に見劣りしてしまいます。
- 9.コミュニティ
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塾・予備校の中にはテストの成績を貼り出して競争したり、グループを作って勉強の進捗を報告して刺激し合うような設計をしているところもあります。これは確かに有効なことで、モチベーションの源になる場合もあります。
しかし当会はあくまで「個で通う塾」というところにこだわりを置いています。知り合い同士・兄弟姉妹で通塾される方もいますが、教室に入ればほとんど会話はありません。
普段の人間関係からは切り離された環境で、リラックスして自分自身と向き合う時間を大切にする場所にしたいと考えているからです。
- 10.専門性
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塾の講師というと数学や英語など、各科目のプロフェッショナルというイメージが強いかもしません。しかし当会は「科目のプロ」ではなく「学習と受験のプロ」です。各教科の専門性で言えば科目のプロに敵いませんが、その代わりにどの科目の勉強でもアドバイスできる強みがあります。
大学受験は少なくても3科目、多ければ9科目を勉強するのがほとんどです。「科目のプロ」に教わる場合、その科目のことだけを考えて学習メニューが組まれますが、それを全科目分足し合わせると絶対に1日では学びきれない量になることもあります。当会では生徒に合わせて全科目のバランスを考えながら学習法と学習メニューをアドバイスします。
- 11.科目指定
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塾のプランは「数学」や「英語」といった科目単位で受講することが多いですが、当会ではそういった科目指定はありません。受講プランは週回数のみで決まります。週の回数が決まったらその授業時間にどの科目を勉強するかは自由です。
目安ですが
週1回:1科目
週2回:2~3科目
週3回:3~5科目
くらいが、十分に時間を充てられる科目数になります。
※極端に苦手な科目は1科目でも週2回を必要とする場合などもあります。
- 12.併塾
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大学受験生の中には大手塾の競い合いや学習環境と、当会の分析・学習アドバイスを組み合わせて利用する生徒もいます。こういった塾の掛け持ちを「併塾」と呼びますが、当会は併塾も得意としています。
当会は完全生徒別対応なので、学校の課題から併塾先のカリキュラムまで把握した上で学習のアドバイスをすることが可能です。各塾の特性やカリキュラムの狙いなども理解した上で、最適な自学自習の仕方をアドバイスしています。