コーチングとは?
コーチングとは「人の目標達成を支援する」という意味で、
本来は対話や問いかけによって相手の考えを引き出したり、思考を深めたり、視野を広げたりする手法のことです。
ですが学習塾業界で使われるコーチングという言葉はもう少し広い意味で使われ始めてきており、上に加えて
生徒に効果的な学習法や学習計画の立て方を教えることも含んでいます。
従来のように数学や英語などの教科の知識を教えるティーチングという指導法の欠点を補うために取り入れられています。
当会はコーチング型個別指導の専門塾ですので、どちらの意味のコーチングも深い見識を持つプロの品質で提供しています。
さらにティーチングの技術にも定評があり、3つのアプローチをミックスした指導を受けることができます。
本来のコーチングの指導イメージ
3つのアプローチの中でも特にイメージしにくいのが
問いかけや対話によって気づきや思考を引き出す
という本来のコーチングという手法だと思います。
この点だけスポーツを例に取ってもう少し詳しく解説していきます。
コーチングの説明でよく使われるテニスの例を挙げてみましょう。
例えばコーチが生徒に対して「ボールをよく見ることの大切さ」を伝えたい時に
コーチ:「もっとボールを良く見て!」
このように直接言葉で伝えるのがティーチングです。
手っ取り早い方法ですが、これは生徒側の視点に立ってみると
生徒:「いやわかってるし…。見てるつもりなんだけど…。」
こう感じられてしまいます。すると
わかったつもりになって、実践になるとできない
という状況に陥ってしまいます。
これは勉強でも同じことが起きます。
そこでコーチングという手法では
コーチ:「さっきのサーブはどの方向に回転してた?」
と問いかけます。すると、ボールをよく見るクセがついていない生徒は
生徒:「えっ!?どうだったっけ?」
このように、できていない自分を自覚することができます。
コーチ:「よし、じゃあもう一回やってみよう」
こうやってトレーニングする中で、生徒はコーチからの質問に答えるためにボールの回転を見るクセがついていきます。
その中で
「わかったつもり」が「わかる」に
「できていたつもり」が「できる」に
変わっていきます。
さらに、想像して頂ければわかると思いますが、生徒にとってこういったプロセスで得た学びというのは教わったことというよりむしろ自分で気づいたこととして認識されます。つまり自分事として学習されるため、忘れにくいし、応用しやすいという特徴もあります。
人によっては、こういったアプローチは一見遠回りに見えるかもしれません。
しかし、実はこっちの方が成長に対して直接的なアプローチなのです。
どんな方でも、勉強や仕事やスポーツにおいて、説明は理解できたけど実際にやってみるとできなかったということを経験したことがあると思います。
説明(ティーチング)を理解することと、実際にやってできるということの間には、実は大きな壁があるのです。
コーチングという手法は問いかけや対話によって「実際にやる(実践)」の方に直接働きかける手法と言えます。
だから一見遠回りに見えて、実は近道なのです。
コーチングの3つのメリット① 生徒主体の学習ができる
上でご説明した通り、コーチングの本質はあくまで引き出すということです。
当会では授業内容を自由としています。
・どんな目標を達成したいのか
・何をモチベーションに勉強するのか
・今の自分にどんな課題があると考えているか
・目標を達成するためにどんな方法を考えているか
などを対話や問いかけを通して引き出し、それを出発点に努力の仕方を一緒に相談して決めていきます。
そのため生徒起点の学習になり、一人ひとりにフィットした学習内容を納得感を持って進めていくことができます。
コーチングのメリット② 自習の質が上がる
受験にしろ定期テストにしろ、そのための勉強のほとんどは自習です。
ですから自習の質は勉強の成果に最も大きな影響を及ぼします。
当会では広い意味でのコーチング、つまり生徒に効果的な学習法や学習計画の立て方を教えることで自習の質を高めます。
この点についての知識・技術・研究量に当会は最も自信を持っています。
また、勉強が苦手な人はその原因を才能や能力といった固定的なものに求めがちです。
そのため学習法を変えるだけで大きな変化が期待できるケースでも、そもそもその発想を持てないことが多くあります。
学習法を変えることで成果を出す。
この経験によって「今まで出来なかったことも、やり方次第で自分にもできるんじゃないか?」
という発想が持てるようになることもコーチングのメリットの一つです。
コーチングのメリット③ 自立する練習になる
今、社会では働き手に求める素養が大きく変化しています。
これからの社会で求められるのは自分の意志を持ち、自分の頭で考えることができ、物事を柔軟に吸収していくことができ、失敗を恐れない行動力がある人材です。
コーチングによって意志や考えを引き出す。
様々な学習法を知ることで柔軟な吸収能力を身につける。
「自分にもできるかもしれない」という発想が行動力を生み出す。
当会のコーチング指導は単なる受験対策ではなく、受験対策を通して将来に渡って役立つ素養を身につけるために構築した手法です。