この記事は
「中小企業診断士の勉強やってみた」の第1回
その中の
企業経営理論の第1回
です。
(この連載の主旨はこちらをご覧ください。)
実は経済学・経済政策という科目の方を先に勉強し始めたんですが、この記事を書いている6月27日現在テーマにしているのが企業経営理論の方だったので、先にこっちを記事にすることにしました。
勉強は全体像の確認からスタートする
僕がこの科目の勉強を始めたのが5月21日。
最初に取り掛かったのが
・企業経営理論とは全体としてどんな内容なのかをざっくり把握する
ということです。
僕は本で勉強するのが好きなので、この本を使いました。
この時に活用するのは本の目次です。
ページをそのまま掲載しちゃうのは著作権的によろしくない気がするので、マインドマップを作成するソフトで本の目次を部分的に再現したのがこちら。
本の目次ってこれをタテに並べていった感じになっています。
ここでのアタマの中は結構ポイントで、まず
知識の階層化
というのを意識しています。
「企業経営理論の中身って、経営戦略と組織論とマーケティングの3つに分けれられるんだなー」
「経営戦略はさらに競争戦略、成長戦略、技術戦略の3つに分かれるんだなー」
「さらにさらに、成長戦略の中身はドメインやら競争優位性やらに分かれていくのかー」
という具合です。
第一階層が「企業経営理論」という科目名にもなっている大きな知識
第二階層が「経営戦略」「組織論」「マーケティング」のような中くらいの知識
第三階層が「競争戦略」「成長戦略」「技術戦略」のような小さな知識
第四階層が「ドメイン」「競争優位性」のような、さらに小さな知識
知識はこういう風に整理整頓されていた方が勉強した時に定着しやすいし、試験で知識を使う時にも引き出しやすくなります。
本の目次はその知識の階層化を既に筆者がやってくれているので、それを活用するのがとても便利です。
さらにポイントなのが、ちゃんと一つ一つの言葉の意味を自分なりに考えながら見るということ。
勉強があまり上手くない人は自分の知らない言葉がテキストに出てきた時に
「へー。そんな言葉があるんだなー。」
ぐらいで思考を止めてしまいがちです。
ここは頑張って
「競争戦略ってどんな内容なんだろう?」
「例えばビジネスにおける競争って、セブンVSローソン的なヤツよな」
「そういう競争の中で、こんなふうにすればいいよ とか こんな考え方があるよ 的なことを学ぶのかな?」
「競争戦略っぽいことで、自分が既に知っていることはなかったかな?」
みたいな感じで、目次に出てきた言葉一つ一つに対して、具体例を考えてみたり、内容を想像してみたり、既有知識を検索してみたりします。
別に予想が的中する必要はありません。正しい知識は勉強する時につければよいだけ。
基本的に記憶というのは、その言葉についての思考量が多ければ多いほど深く強くなるので、考える量を増やすというのはどんな勉強でも意識することです。
まだ何も勉強していない段階であっても、その時点で可能な限り一つ一つの言葉に対して自分なりのイメージをつけるようにすることで、実際に記憶や理解を始めた時をスムーズにすることができます。
もちろん、どれだけ頑張ってもさっぱり内容がイメージできない言葉もあります。
そんな時には該当ページを軽く見てしまいます。
ここでの目的は覚えることではなくイメージをつけることなので、1ページ5秒ぐらいで目に入る言葉からイメージを作っていったり、図やイラストを見てイメージをつくったりします。
この全体像を把握するくだりに僕は30分ぐらい使いました。
そこまでして、いよいよ勉強を開始するかと言うとそうではありません。
まだまだ、準備段階としてやることが残っています。